2009年 08月 19日
たてつづけにクリント・イーストウッド監督作品を観た。
「硫黄島からの手紙」 「父親たちの星条旗」 「ミリオンダラー・ベイビー」 「チェンジリング」 「ミスティック・リバー」 (順不同) 発端は「チェンジリング」。 チェンジリングとは取替っ子という意味だ。行方不明になって数ヵ月後に戻ってきた息子は別人だった。それからお母さん(アンジェリーナ・ジョリー)の息子探しが始まる、というストーリー。実話を基にして作られた映画だそうです。 PG-12なのだ。(※12歳以下のこどもが鑑賞するには成人保護者の同伴が望ましい) こどもがひどい目に合わされる出来事がストーリの中に含まれていて、 もし私にこどもがいたら見せるかどうかやっぱり考えちゃうな~と思った。 悲惨な出来事もさることながら、人や事物の正負が絶えず入れ替わるのが印象的だった。 さっきまで抑えつけていた権力者も、さらに上の存在から押さえつけられていたりとか。 味方だったら頼もしいけど、敵に回したらさぞ怖いだろうなぁと思う牧師さんとか。 だけどそういう強者(や弱者)の弱さを見据えつつ、 同情に溺れない姿勢は他の作品にも共通していたように思う。 イーストウッド監督の視点、おもしろいなぁ。 思うだけじゃなく仕事として貫徹しているところがすごい。
by kaori_tochiu
| 2009-08-19 18:18
| ■映画
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